「税関リスク管理弁法」が公布される

2024/08/22
2024年7月30日、税関総署は「税関リスク管理弁法」(以下「管理弁法」という)を公布し、「管理弁法」は2024年12月1日から施行されます。
税関総署は、税関リスク防止コントロールシステムを構築し、税関リスクマネジメントを規範化し、税関が国家の安全を守る職責を遂行するため、「管理弁法」を公布しました。以下に「管理弁法」の一部内容を紹介します。

1)税関リスク管理の範囲を定める
「管理弁法」は、禁止制限管制、港湾公共衛生安全、国境生物安全、食品安全、商品品質安全、租税安全、知的財産権侵害リスクなどいずれも税関リスク管理範囲の対象としています。

2)税関フロー全体のリスク管理制度を構築する
「管理弁法」は、リスク情報収集、リスク評価、リスク等級分類、リスク管理など措置のフロー全体にわたるリスク管理制度を構築すると定めています。

3)リスク情報の収集経路を定める
「管理制度」は、税関によるリスク情報の収集経路に次を含めています。
Ÿ   リスクモニタリングの実施
Ÿ   政府部門による情報共有
Ÿ   関係単位と個人による提供
Ÿ   一般に公開されている情報の取得
Ÿ   第三者機関による情報サービスの購入
Ÿ   国家(地区)、国際組織間における情報共有
Ÿ   法律法規の定めるその他の方法

4)企業は税関によるリスク情報の収集に協力しなければならない

    「管理弁法」は、税関によるリスク情報の収集として、法により出入国交通手段、輸送設備、人員、貨物、物品に関する資料を調査閲覧、複製したり、または関係単位、個人に対しその提出を要求したり、関係単位と個人に問い合わせたりすることができ、関係単位と個人がこれに協力しなければならないと定めています。 

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