講師：広東謝宏律師事務所　謝宏　代表律師

 

Yahoo! JAPAN（ヤフー・ジャパン）のニュースサイトによると、5月18日、日本で有名な歌舞伎俳優がその両親と自宅で自殺を図り、当該歌舞伎俳優は一命を取り留めたものの、その両親は亡くなりました。自殺は、当該歌舞伎俳優がセクシュアルハラスメント(以下、セクハラという)をしたことが報道され過大なストレスにさらされたことが原因ではないか、と言われています。

 

中国においても同様の報道は少なくありません。5月31日、南方都市報は、浙江省自然資源庁の幹部1名が免職されたと報じました。これによると、当該幹部は、2023年3月1日に杭州地下鉄の列車内で、女性の乗客にセクハラをして、違法なわいせつ行為を構成し、行政拘留12日間の処分を受け、免職されたということです。

 

2023年1月1日に施行された「中華人民共和国婦女権益保障法（2022年改正）」は、女性の意に反して、言葉、文字、写真、身ぶりなどによるセクハラを禁じ、雇用単位は「セクハラを禁じる規則制度の制定」「セクハラを予防かつ制止する教育研修活動の展開」「苦情相談ダイヤル、ポストなどを設け、苦情訴えのアクセス整備」などの措置を講じて、女性に対するセクハラを防止すべきことを規定しました。

 

そのため、中国における日系企業は、セクハラを禁じる法規を遵守する必要があります。コンプライアンス経営を確保するため、経営者は自ら関連法規を正しく理解し、リスク防犯意識を高めつつ、従業員全体の意識向上も図らなければなりません。そこで、今回の勉強会では「日本人経営者が知っておくべき職場のセクハラに関する中国法令および防止策」というテーマを次のポイントとともに取り上げます。

 

①    職場におけるセクハラの定義

②    中国における職場のセクハラに関する立法

③    職場のセクハラが与える悪影響と加害者の法的責任

④    職場におけるセクハラの防止策

 

主な法規と事案の分析を通じて、実務に役立つ対策を紹介する予定です。日本人経営者の方々に限らず、人事や法務ご担当者も気軽にお申し込みください。

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■　講　師：謝　宏（XIE Hong）律師　広東謝宏律師　事務所代表

■　言　語：日本語

■　日　程：2023年6月30日（金曜日）

■　場　所：広州東駅となり中泰国際広場A2006室　広東謝宏律師事務所　会議室

■　時　間：15：00～16：00

■　参加費：無　料

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※　お申し込みを希望なさる場合、「申込み用紙」をご活用ください。参加される方の所属先会社名、お名前、お電話番号 、メールアドレスをご明記の上、6月29日（木）までにメール/Faxにて申込みください。